Slider

【News】ハワイの元州知事3人がバイデン候補に立候補辞退を促す

ハワイの元州知事、ジョン・ワイへー、ベン・カエタノ、ニール・アバクロンビー氏の3人の元民主党知事が6日、バイデン大統領が1週間前にドナルド・トランプ前大統領との討論会で振るわなかったことを受け、バイデン大統領に2期目の立候補を取り下げるよう求めました。3人の元州知事は書面で、「討論会は真実の瞬間であった、大統領の肉体的な衰えは明らかで、明確かつ説得力のあるコミュニケーションが難しくなっていることが確認できた」と述べています。

カエタノ氏は土曜日にアバクロンビー氏と、バイデン候補の討論会でのパフォーマンスについて話し合った後、ワイへー氏にバイデン氏に選挙戦を終えるよう促したということです。

ハワイ大学で公共政策を教え、ハワイ大学・経済研究機構の准教授、コリン・ムーア氏は、ワイへー氏(78)、カエタノ氏 (84)、アバクロンビー氏(86) にとってこの決断は難しいものだったに違いないと述べています。

一方現職のジョシュ・グリーンハワイ州知事(54)は、他の民主党知事たちとともに先週、バイデン大統領との電話会談に臨み、大統領は討論会のステージにいた時とは “別人 “だったと述べ、大統領はテレビ中継(討論会)の前にヨーロッパを旅行しており、体調を崩し、疲労困憊していたと思うと話しました。

グリーン知事は国のため、あるいは州のために、有権者が誰を支持すべきかを私が決めることではありませんとした上で、昨年8月8日に発生したマウイ島の山火事の際にバイデン大統領から支援を受けたことを振り返り、「山火事が発生したとき、大統領は6時間以内に災害宣言を発令しました。あれほど迅速な行動は見たことがありません。大統領、大統領夫人、ジェイミー(グリーン知事夫人)と一緒にラハイナを歩いたことは、忘れられません。猛暑にもかかわらず、バイデン大統領はフロント・ストリートの廃墟を視察し、震災で家を失った300人以上の被災者を自ら見舞ってくれました。」と述べました。