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【News】BIKI存続に向け請願署名

ブループラネット・ファンデーションは、ホノルルで初めてのバイクシェアプログラムであるBIKIが存続の危機に陥っているためオンラインで請願書をだすことにしました。これはSAVE BIKIと名付けられ、政府にビキの継続支援を求めるもので、6日間で署名のゴールを1000人としていたものの、昨日午後までにすでに990人の署名が集まりました。

ブルー・プラネットファンデーションのメリッサみやしろ経営戦略部長は、「この請願書を提出することで、ビキがホノルルの交通手段としていかに地域住民をサポートしているかを知ってほしいと思います。地元住民がビキを楽しんで利用してくれていること、頼みにしてくれています。自家用車の代わりとして使われています。ビキはホノルルの交通輸送のネットワークを支えています。家計に優しく、パーキングや渋滞の心配をせずに済み、健康的で環境にも優しい、市内の移動に簡単で安い乗り物なのです。」と訴えました。

嘆願書は、リック・ブランジアーディ市長とホノルル市関係者に長期に及ぶ継続した経済支援を求めるものです。

このバイクシェアBIKIは2017年の6月にホノルル市とハワイ州から200万ドルの支援を得て開始しました。開始当初は利用者が少なかったものの徐々に浸透し2年後には全米で6番目に利用者が多いバイクシェアシステムにまでなりました。パンデミックの前は、ダイアモンドヘッドからチャイナタウンまで1300台の自転車と130箇所以上のステーションが設けられ特にワイキキでは旅行者にも人気でサービスをイビレイやカイムキまで拡大していました。しかしパンデミックにより観光客がこなくなり、学校の行事もヘリ、ダウンタウンで働く人も減って自宅で仕事をするようにななり2020年の歳入は、2019年の半分まで落ち込みました。

つい最近7箇所のビキストップを撤去し、コールセンターの時間短縮などサービスも減らしていますが、このまま支援がなければ、更に数ヶ月の間に50以上のビキストップを撤去しなければならない状況だということです。

バイクシェアハワイのトッド・ブランガー専務は、COVID-19のパンデミックはビキを襲ったと述べ、支援がなければこれ以上存続は不可能だろうと話しています。