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【News】ハワイ副知事が住民に警告

ジョシュ・グリーン副知事は、29日の会見で、新型コロナウィルスの感染者数が増加していることに懸念を表し、住民に注意を促しました。ここ数日 感染者数が3桁(けた)になっています。

副知事は、「これ以上、限界を超えてはいけない、再び200人台になってはいけない、十分に注意して下さい」と警告しました。その上で、「現在感染者を年齢別に見ると、最も感染者が多いのは18才から44才までのグループです。若い世代が増えています。若い人は重症化しにくいのですが、免疫を持っているわけではないので入院することもありうるのです。30代であろうと、40代であろうと、特に健康状態が良くない人は死亡することもありえます。リスクは避けましょう、大人数での集まりを避けましょう、外出時にマスクをして下さい」と念を押しました。

グリーン副知事は感染者の急増について、大人数の集まりに加え、活動が活発になったことが起因しているとしています。そして感染者の増加に伴って入院患者も増えていることから安全でない状況だと指摘しています。

「皆ワクチンを接種し始めているので安全になってきたと思っているかもしれません。しかしワクチンを接種した人はハワイ州内の25%にすぎないのです。」「ハワイ州の人口は約141万人です。5月までにハワイ州内で100万人の接種を目指しています。それまではリクスがあるのです」と話しました。

尚、ワクチンの効果については、高齢者へのワクチン接種が進んでいることで65才以上の感染者数が激減しており、この年令層の入院者数も減っているとしてワクチンの効果を強調しました。

オアフ島では昨日(29日)から接種できる対象が60才以上に拡大されました。