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【News】16才の少年がSIMスワップ詐欺

3日午前、アイナハイナの少年が携帯電話を利用したハッキング容疑で逮捕され、3件の重罪で起訴されました。ホノルル警察によりますと、この少年は11年生で16才です。

被害者の一人でタルサテレビのソーヤー・ウェルズさんは、自分の銀行口座からウェルズさんの携帯電話の情報を利用して33,000ドルが盗まれそうになりました。この詐欺は、昨年の3月から始まっていて、ウェルズさんはある日出勤しようとして自分の携帯電話のシグナルがないことに気づきました。ウェルズさんは、「SIMカードが作動していなかったのです。あとでわかったのですが、その時に何者かが銀行の口座にアクセスしていたのです。」と証言しました。そしてその後、複数回に渡って15,000から20,000ドルが引き出されようとしました。が幸い、その度に銀行から連絡が入り実際に盗まれることはなかったということです。

このような詐欺は「SIMスワップ詐欺」と呼ばれ、ハッカーが被害者の電話番号情報を乗っ取り自分たちの管理するSIMカードに入れてコントロールする詐欺です。

警察によると、この11年生の少年による詐欺の被害者は、全米に十数人いると見られています。

昨年11月にアイナハイナの少年の自宅の家宅捜査が行われた際、警察は証拠として複数の携帯電話とSIMカードそれにコンピュータを押収しています。

ホノルル検察は、この少年を、第1級・他人のコンピュータへの不正アクセス謀議、同じく第1級不正アクセスと強盗容疑の3件の重罪で起訴しました。これら重罪の場合最高20年の禁固刑が課せられる可能性があります。ただ未成年のため、未成年の最も厳しい刑として19才の誕生日まで収監されることになりそうです。