テネシーで世界最大のスパムむすび

スパムむすびと言えばハワイをイメージする人がほとんどだと思いますが、このたび、テネシーの小さな町、クラークスビルで世界一のスパムむすびが作られました。キモズ・ハワイアングリルが挑戦したもので、スパムとごはんと海苔で1120パウンド（508kg) のスパムむすびが完成しました。

これまでの世界記録は、2012年9月にハワイで行われたライスフェスティバルでエド杉本さんが作った628ポンド (285kg) のスパムむすびが最大でした。キモズ・ハワイアングリルを経営するダー・プレイスさんと妻のシンディさんはその記録を見てそれ以上のものを作ろうと思い立ったといいます。

ダーさんが軍の仕事で、夫妻は10年ほどハワイに住んでいた事があり、ハワイアンフードが大好きで、メインランドで家庭的なハワイアンフードのレストランを開店しました。最初はケンタッキーでフードトラックから始めたといいます。現在はテネシーでレストランを経営しています。

世界一のスパムむすび作りを思い立ったのは、2020年がチャレンジの年であった事、地域の住民、増加しているホームレスをみるにつけ、みんなで協力してなにか良い時を共有したいと思ったからということです。

レストランでは、夫妻はなるべくハワイの味をそのままに提供しています。従業員のマリーン・リべセイさんは、オアフ生まれオアフ育ちで、数年前にテネシーに移り住み、「アロハを広げるためにやっています。ここには南のホスピタリティがあります、そこに我々のアロハ・スピリットを組み合わせているんです」と話しています。

巨大スパムむすびは、1000パウンド (453kg) の米、158缶のスパム、海苔は42袋が使われました。ギネスのワールド記録はまだハワイが所持していますが今後テネシーが申請するとそちらが世界一になります。

尚、出来上がったスパムむすびはホームレスに配給されたということです。