【News】アロハスタジアムに別れ、47年の歴史に幕

Final farewell to the Aloha Stadium

10月25日(土)、アロハスタジアムで47年の歴史に幕を下ろすお別れのイベントが盛大に開かれました。祈りと感謝、そして多くのアロハに包まれた会場には、地元の人々やミュージシャンが集まり、別れを惜しみました。

アロハスタジアムは1975年、モイリイリにあった旧ホノルル・スタジアム(通称ターマイト・パレス)に代わり、ハラヴァバレーに建設されました。以来、フットボールや野球の試合、コンサートなど、数々の思い出を生んできました。

この日、ハワイアン・スタイル・バンドやマカハ・サンズなど、地元バンドやミュージシャンたちが、思い出の詰まった場所に最後の別れを告げるステージに立ちました。歌手のロビ・カハカラウさんは「長く活動してきたバンドの一員として、この歴史的なイベントに参加できてうれしい」と語り、マカハ・サンズのキモ・アーティスさんも「このスタジアムは人々の人生の一部だった」と振り返りました。

地元住民からは「寂しいけれど、新しいスタジアムを楽しみにしている」と前向きな声も聞かれました。

アロハスタジアムは、マイケル・ジャクソンやイーグルスなど、世界的アーティストの公演も行われたハワイを代表するイベント会場でした。取り壊し後は、住宅や商業施設を含む「ニュー・アロハ・スタジアム・エンターテインメント地区」として再開発され、2029年の完成を目指しています。