【News】イゲ元州知事の肖像画が完成 州議事堂の式典室でお披露目

ハワイ州の第8代知事を務めたデビッド・イゲ元知事の公式肖像画が、日曜日、州議事堂の式典室で披露されました。

州知事の肖像画について詳しいハワイ州立文化芸術財団の公共空間芸術プログラム・ディレクター、カマカニ・コニア氏は、「ハワイの人々が肖像画を見るたびに、すぐに様々なレベルで知事がどのような影響を与えたかを思い出すきっかけになればと思っています」とコメント。イゲ氏といえば、州知事時代の8年間に、弾道ミサイル飛来に関する誤報、700棟以上の住宅を破壊した火山噴火、マウナケアでの抗議活動につながった数十億ドル規模の望遠鏡建設計画など、多くの難題に直面、対処したことが思い出されます。

この肖像画を手掛けたのは、マウイ島出身の画家カーク・クロカワ氏。在来種の鳥や花、肖像画を得意とするクロカワ氏は、以前ニール・アバクロンビー知事や故ダニエル・K・イノウエ上院議員の肖像画を描いたことでも知られており、今回もイゲ氏の右目の上のほくろからアロハシャツの襟元まで、細部に至るまで緻密に描き切っています。

現在、アバクロンビー氏からジョン・A・バーンズ氏まで、6人の知事の肖像画が議事堂内に展示されていますが、イゲ氏と現知事ジョシュ・グリーン氏に加え、あと2人分の展示スペースがあるとのこと。その後の知事は、新たな展示場所の確保という課題に直面することになりそうです。