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【News】生後7か月の女の子を死亡させた故殺罪に問われた元ベビーシッターに懲役20年の量刑言い渡し

Babysitter receives maximum sentence in toddler’s death

6年前、オアフ島のアリアマヌの軍施設内の住宅で当時=生後7か月の女の子に過剰の抗ヒスタミン薬を与えて死亡させたとして故殺の罪に問われた元べビーシッターの被告の裁判で、巡回裁判所は7日、懲役20年の量刑を言い渡しました。

起訴状などによりますと、デクシー・デニーズ・ビラ被告は、2019年2月、アリアマヌの軍施設内の住宅で、当時=生後7ヶ月だったアビゲイル・ロビッシュちゃんに、抗ヒスタミン薬「ベナドリル」を与えて死亡させたとして故殺の罪に問われています。

ビラ被告は、自宅でベビーシッターをしていていましたが、2月24日朝アビゲイルちゃんの意識が無いことに気付き、自ら911通報しました。

司法解剖の結果、アビゲイルちゃんの遺体からは、「ベナドリル」に含まれる成分の「ジフェンヒドラミン」が致死量のおよそ2倍の濃度で検出されました。

検察側は裁判で、「「ベナドリル」は、6歳以下の子供には医師の指示なしには与えてはいけない薬だ」などと指摘し、「懲役20年が相当だ」と主張しました。

一方、弁護側は、「被告は危険な人物ではない。未成年者2人の母親であり刑務所に収監されれば子供の面倒を見ることは出来ない」などと、保護観察の付いた量刑を求めました。

巡回裁判所のファアウンガ・トオトオ判事は7日、この罪としては最も重い量刑となる懲役20年を言い渡しました