【News】アラモアナで女性が酸をかけられ重度の火傷を負った事件 精神鑑定の結果、「被告には責任能力があった」と判断

Ala Moana acid attack suspect deemed mentally fit to stand trial

ことし1月、アラモアナ・センターの近くで女性が化学薬品を投げつけられて重度の火傷を負った事件で、殺人未遂の罪などで起訴された被告について精神鑑定を行っていた医師は、「責任能力はあった」と判断しました。

これにより、裁判が8月に始まることになりました。

セバスチャン・マクワン被告は、ことし1月アラモアナセンターのフィットネスジムの近くで、偶然歩いていた当時25歳の女性に化学薬品の酸を投げつけ、重度の火傷を負わせた罪などで起訴されています。

マクワン被告の弁護士は「被告には責任能力がなかった」と主張していましたが、裁判所から依頼を受けて精神鑑定を行っていた医師は、「責任能力はあった」と判断しました。

この事件で検察側は、「マクワン被告は、刑務所内で知り合ったポール・キャメロン被告と共謀し、女性に酸をかける事件を計画し実行した」と主張しています。

キャメロン被告は、去年4月、ミリラニで元交際相手の女性に酸をかけて火傷を負わせた罪などで起訴されていて、検察側は「キャメロン被告は、薬品を使った別の事件を起こせばミリラニの事件が別の人物による犯行だったと見せかけられる」などと考え、マクワン被告に無差別事件を起こすよう依頼したとしています。

また、警察によりますと、キャメロン被告はマクワン被告を保釈させるため、保釈金の調達に協力していたということです。

裁判所は保釈を認めず、マクワン被告は、現在オアフ・コミュニティー・コレクショナル・センターに拘留されていています。

裁判は、8月12日に始まる予定です。