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【News】ハワイの教員不足問題

新学期が始まるまで1週間を切りました。ハワイ州は教員不足が問題となっていますが教育局によりますと、州全体で依然340のポジションが空いているものの、1000近くあった前の年より大幅に改善されています。

その大きな理由として、教師が空席のある特定の学校に応募できるシステムができたことがあげられます。教育局の採用・雇用担当のゲーリー・ナカムラ氏によると、以前はプール制で、応募した教師は一旦プールされ、ランダムに学校に送られていました。しかし新しい採用制度では、どの学校にあきがあるかわかるようになり応募者が増えたということです。応募する人はどこに求人があるかを見ることができ、それが自分の家の近所であればすぐに応募できるようになったということです。

さらに新学期から教師の契約が更新され今後4年間で約14%の昇給があります。初任給も年間38,000ドルから50,000ドルに上がっています。

ニミッツ小学校のローガン・オキタ教諭は、「もっとよくなるでしょう。もっと多くの人が我々の仲間に加わり、すでに働いている人も続けやすくなることを期待しています」と話しました。

ハワイ州は、教員を惹きつけ、確保するために多くの課題があることを認めています。

なかむら氏は、「州知事が承認した教師用の住宅を増やすという新しい構想が助けになるでしょうし、有給での教員インターンシップ・プログラムも近々開始される予定で、より多くの人材を惹きつけることができるでしょう」と期待を寄せています。