【News】ハワイのマカデミアナッツを守る法案

ハワイ州議会は、先週ハワイ州で最も価値のあるマカダミアナッツの木が健康に生育するための法案を提出しました。

ハワイ選出議員4人全員が、マカダミアの木に影響を与える害虫や雑草に対処し、関連研究のための助成金を増額してその生態を研究する「マカダミアの木の健康イニシアチブ修正法案」を提出しました。ニュースリリースによると、マカダミアナッツは、1881年にハワイで初めて植えられ、今ではハワイを代表する作物として世界中に知られています。この法案は、この産業が将来も地域経済に貢献することを保証するものということです。

法案は、マカダミアナッツの木に影響を与える植物や雑草に対応するツールや治療の開発、害虫や雑草の影響を受ける地域での管理プログラムの確立、マカダミアナッツの木の健康状態と生産に関するデータ収集、他にも被害の脅威となる原因や要因に関する調査などを支援するものです。

アメリカ農務省の発表によると、2021年ハワイ州全体の1万7000エーカーの土地で5100万ポンドが収穫され、前年比28%増でした。

ハワイ議会は2021年にも同様の法案を提出しましたが法制化には至っていません。

州レベルでは、ハワイで販売されるマカデミアナッツの原産地を製品パッケージに明記する法案が提出されました。この法案はハワイのマカデミアナッツ産業を保護するもので、ハワイ州農務局は、ハワイでのマカデミアナッツ栽培の最大の脅威の1つは「マカデミアナッツ製品の誤解を招く表示」であると述べています。

ハワイ以外で栽培されたマカデミアナッツを販売するために、ハワイ語の名前や画像を使用することを防ぐための規制はほとんどないということです。