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【News】クプナは二価ワクチンのブースター接種を!

ハワイ州保健局は、ハワイで流行している新しいオミクロンの変異株への感染予防として接種対象の人、特にクプナ(高齢者)に、新しいブースターを接種するように促しています。少なくとも2カ月前に最後のブースター接種をした高齢者は新しいブースターを受けることができます。保健局の広報担当、ブルックス・ベーア氏は65歳以上は最もリスクが高いので、できるだけ早く二価ワクチンを接種するように勧めています。

全米では、65歳以上の高齢者が最も早くワクチンの一次接種とブースターの初回接種を行ってきましたが、カイザー・ファミリー財団の最新の調査では、今回の調査では接種への意欲が薄れていることがわかりました。9月の調査によると、65才以上の高齢者のうち、新しい二価ワクチンを接種した人はわずか8%で、37%ができるだけ早く接種するつもりだと答えました。そして22%が「様子を見る」、11%が「絶対に受けない」、6%が「必要な場合のみ受ける」と答えています。また、40%近くが、疾病対策予防センターが推奨するブースターが自分に必要かどうかわからないと回答しています。

疾病予防対策センターによると、リスクは年齢とともに増加し、ワクチン未接種の高齢者は入院したり死亡したりする可能性が高くなるということです。ハワイでは今年すでに600人以上のCOVID関連の死者が出ており、亡くなった人は主に高齢者であるということです。

マノアにあるイーストウエストセンターの感染症専門家、ティム・ブラウン氏は、特に免疫を回避してしまう変異株・シチューが米国内で再び流行する可能性があるため、ブースターを接種するよう促しています。

新しいい変異株は、ワクチン接種や過去の感染による免疫を回避するだけでなく、抗体治療も回避するということです。

保健局は最近、BQ.1およびBQ.1.1の両方がハワイに存在することを確認しました。ブラウン氏は「これらの変異株は、ヨーロッパでますます広がっています。米北東部ではすでに患者数が増加しており、ほぼ間違いなく、過去と同じように米国の他の地域でも発生するでしょう」と話し、「私たちは世界中の人々と接しているのですから、世界のどこかで起こったことが、ここでも起こる可能性があることを忘れないでください。私達は本当に慎重にならざるを得ないのです」と付け加えました。