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【News】ハワイでは個人の権利を守り中絶は合法

ハワイのいげ州知事は11日、ハワイでのリプロダクティブ・ヘルス・ケア・サービス(性と生殖に関する健康へのサービス)の利用を義務付ける大統領令に署名しました。

この命令は、6月に最高裁が「ロー対ウェイド裁判」(Roe v. Wade)を覆し18の州が中絶の全面的あるいは部分的禁止を制定することを認めたことを受けたものです。

いげ州知事は、「中絶はハワイでは合法です。ハワイの憲法は、プライバシーと個人の権利を保証しており、妊娠、避妊、中絶について個人で決定する権利も含まれています。この大統領令の下、この医療を受けるために他の州からハワイを訪れた人は保護されます。他の州がハワイで中絶手術を受けた女性を告発しようとすることには協力しないし、ハワイで中絶手術を行う医療専門家を制裁しようとする州にも協力しません」と強調しました。

リンダ・イチヤマ州議会議員も記者会見で、これらのサービスを保護するために働き続けると話しました。

産婦人科医のレニ・スーン氏は、中絶はアメリカ国内の妊娠可能な人の4人に1人が決断することであると付け加え「つまり、私たちの隣人であり、教師であり、バスの運転手であり、食料品の袋詰めをしてくれる人たちであり、警察官であり、オハナである人たちなのです。「これは、お互いを高め支え合い、私たちのオハナ(家族)やコミュニティのために最善の決断を下すということなのです」と話しました。

イゲ知事は、ネバダ、ニューメキシコ、コロラド、マサチューセッツ、ペンシルバニア、ロードアイランドの知事とともに、それぞれの州でこの医療サービスを保護するために同様の規定を採択しました。