【News】人工中絶の権利にに関する集会がハワイでも開かれました

米最高裁判所が、人工妊娠中絶を、憲法で保障された権利として認めた最高裁判決(1973年)を覆す内容の草稿を書いていたこと明らかになったことを受け、全米各地で14日、約400の抗議デモが行われました。

ハワイでも15日、中絶権に関する集会が行われました。Rise Up for Abortion Rightsの主催者であるLiz Reesさんは、"私たちは、最高裁が女性の選択権を奪い、中絶の権利を奪うことを拒否します」と主張しています。

全米のデモ行進者たちは、リークされた意見書の草案が、最高裁が「ロー対ウェイド裁判」の画期的な判決を覆す構えであることを示したことを受け、怒りをあらわにしています。もしそうなった場合、約半数の州が中絶を全面的に禁止することになると予想されます。(ロー対ウェイド判決とはおよそ50年前、それまで違法とされていた人口妊娠中絶を女性の権利と認めたもの)

ワイキキのデモ隊に参加した女性のひとりは、「私が高校を卒業した1972年は、ロー対ウェイドが制定された年です。だから、私にとってはこれが法律であり、それを守るためにここにいるのです。」と述べ、「女性の選択権を抑制し、同じ宗教観を共有しない人にまで宗教観を強制する、だから私はここで抗議している」と話しました。また「中絶は医療であり、命を救う処置なのです。何年も戦ってきたのに、こんなことに抗議しなければならないなんて馬鹿げている」と怒りをあらわにした女性もいました。

15日はマウイ島のクイーン・カアフマヌ・センターの外、ヒロのワイロア・パーク、ハワイ島のコナ、カウアイ島のカウアイ・コミュニティ・カレッジなど、近隣の島々でも数百人がデモ行進を行ないました。に