【News】コロナ入院患者の増加
全米で夏のコロナ感染者が急増し、重篤な合併症で入院する人の数が増えています。全米のコロナ関連の入院患者数は1週間で12%増加していますが地域によっては、劇的に悪化しているところもあります。CDC(疾病対策予防センター)は全米の17の地区でコロナによる入院を「中程度」としています。つまり住民10万人あたり10人から19.9人が入院していることになります。その中でテキサス州のナバロ郡とフリーストーン郡の2カ所では、1週間の入院が250%増加しています。(人口が比較的少ないために1週間で14人の入院患者が増えたことで割合としては非常に高くなっています)
他の懸念地域としては、
– テキサス州南東部
– オレゴン州北東部
– オクラホマ州中央部
– ネブラスカ州南部
– アリゾナ州モハベ郡
– ジョージア州コルキット
そして ハワイ郡でも入院患者数が64%増加しています。
アメリカ進歩センターCenter for American Progressの公衆衛生政策ディレクター、ジル・ローゼンタール氏は、"ここ数年、夏にコロナの波が来ています"と述べています。一般的に冬は屋内で過ごすことが多くなりウイルスの蔓延を加速させることで知られていますが、夏でも暑い地域では人々は外で過ごすよりも、冷房の効いた屋内で過ごすことが多くなり感染率があがることが考えられるということです。尚、コロナウィルスはオミクロン株が依然として優勢で症例の99.9%を占めているということです。