【KALE コラム】映画ファン待望のハワイ国際映画祭 絶賛開催中!

ハワイでも秋を感じるこの頃。11月に入ると、さまざまなイベントが目白押しですが、中でも注目したいのは、現在開催中のハワイ国際映画祭 by ハレクラニ。毎年多くの邦画が上映されるため、ハワイ在住日本人も楽しみにしているイベントの一つですが、コロナ禍ではオンライン開催が続き、昨年は限られた本数の映画が劇場で公開されたものの、ワクチン接種証明提示義務などもあり、まだ映画館などに足を運ぶ気分ではなかったためか、動員数は思ったほどではなかった印象でした。

しかし今年は、邦画18本を含む、37ヵ国から102本以上の長編と125本の短編の新作や話題作が上映される運びとなり、以前の活気を取り戻すに違いないラインナップにワクワク。会場は、オープニングイベントが行われたビショップ・ミュージアムをはじめ、カハラ、ワード、カポレイのコンソリデーテッド系シアター、そしてドリス・デューク・シアター(ホノルル美術館内)など。また気軽に家で楽しみたい方のため、オンラインでも鑑賞が可能(長編28本、短編集14)です。

42年の歴史を持つ同映画祭は、アジアや環太平洋を中心とした映画に特化したユニークな映画祭として知られていますが、地元ハワイの映画監督にも上映のチャンスが与えられるため、才能の発掘や若手の育成にも力を入れているのが特徴です。映画上映の際には、関係者が出席して、終映後にQ&Aの場を設けるなど、観客と作品の距離が近いのも映画ファンには嬉しい限り。今年はクロージング作品に、日本を代表する映画監督として世界に名を馳せる是枝裕和監督の「ベビーブローカー」が選ばれ、監督は本年度の「VISION IN FILM AWARD」も受賞。ハワイでの授賞式出席に加え、映画上映の際に舞台挨拶があるかもしれません。

メイン会場となるカハラシアター8は、昨年の映画祭開催に合わせて再オープンしたピカピカのシアター。全席リクライニングシートになり、総席数は減ったものの、その分ゆったりとして、安心して楽しめる雰囲気となりました。チケットは、現在HIFFホームページにて絶賛発売中ですが、カハラシアターの特設ブースでも、当日券を含むチケットの購入が可能です。映画祭もあと1週間。気になる作品はお見逃しなく!

 

第42回ハワイ国際映画祭 by ハレクラニ

期間:オアフ島 / 11月3日~13日、ネイバーアイランド / 11月17日~20日
   オンライン配信 / 11月3日~27日

チケット:一般$14、シニア(60歳以上)・学生・ミリタリー$12
               オンライン$14(全作品が視聴可能なパスもあり)

全上映作品リスト(英語)
https://hiff.org/hiff-42-program-page/

日にち別上映作品リスト
https://hiff.org/hiff-42-in-person-schedule/