【News】ハワイ州内でデルタ株増加

ハワイ州保健局は、この2週間で新たに53人のデルタ株感染者を確認したと発表しました。ハワイ州衛生局のエドワード・デスモンド局長によると「2週間の間に20%から40%に増加したそうです。

12日(月)に発表された報告書によると、検出された症例のうち10例は、「Delta+K417N」と呼ばれる「Delta」株で、追加変異であるスパイクK417N変異が含まれているもので、マウイ郡で8件、ホノルルで2件の感染者が出ています。

保健局によると、デルタ型の変異はコミュニティで広がっており、1例は島内間での感染によるものでした。ハワイ島では、2週間前に1件だったデルタ型の感染者が14件と、最も増加しています。

医師たちは、入院数、ICUベッド数、症例数、陽性率が増加し続けていることに危機感を表しています。カイザー・パーマネンテ・ハワイの重症患者・管理責任者Sreenandh クリシュナゴパラン(Krishnagopalan)医師は、「(カイザーで)コロナで入院した患者のほとんどは、ワクチンを接種していません。感染者の多くは、最近アメリカ本土に旅行しています。つまり、ワクチンを接種していない人が、デルタ株が流行している場所に旅行しているのです」と話しています。週末、40代のハワイ在住者2名が亡くなりました。保健所によると、2人ともワクチンを接種していませんでした。

またハワイ健康管理協会のCEOであるHilton Raethel氏は「デルタ株は、もともとのコロナに比べ225%も感染力が高い」と指摘しています。