【News】パイナップル農場の元労働者に損害賠償

マウイ島のパイナップル農場で働いていた労働者らが不当な扱いを受けたとしてEEOC=アメリカ雇用平等委員会が訴訟を起こしていましたが、EEOCは18日、「マウイ・パイナップル・カンパニー」から損害賠償金480万ドルを受け取ったと発表しました。元労働者らに支払われることになります。

EEOC側の弁護士は、「素晴らしいことだ。裁判所は判決で810万ドルの支払を命じている。損害賠償金が満額になるまで支払いを求める」と、述べました。

EEOCは、2011年、マウイ島のパイナップル農場で働いていたタイ人の労働者54人が、農場内で6年間に渡って差別や虐待など不当な扱いを受けたなどとして、元労働者らに代わって6つの農場とレイバー・カンパニー1社を訴えていました。EEOC側は、裁判で、「労働者らは、不衛生な住宅で満足な食事を与えられず、警備員に監視されながら暮らしていた」などと主張しました。その後、訴えられたうちの5つの農場は、合わせて360万ドルの和解金の支払いに応じました。