【News】今夏はハワイに暴風雨、高波、山火事のリスクを高めるエルニーニョ現象発生の可能性大

強力なハリケーンから巨大な波まで、ハワイに深刻な気象現象のいくつかを引き起こしてきたのが、エルニーニョ現象。米国国立気象局によりますと、現在ニュートラルな太平洋が、初夏にはエルニーニョ現象へと移行し、新たなエルニーニョが発生する可能性があるとの見解を発表しています。

このエルニーニョ現象は、2~7年周期で発生する自然現象ですが、10~15年ごとに、非常に強くなることがあり、太平洋の海水温が上昇し、貿易風が弱まったり逆転するなど、世界各地の気象パターンに変化が生じます。

発表によりますと、今年は強いエルニーニョ現象が発生する確率が約25%と、例年よりも高いとのことです。もしエルニーニョ現象が発生した場合、ハワイでは以下のような影響が考えられます。

夏:
貿易風が弱まる
湿度が高く、不快な気候となる
熱帯低気圧の発生確率が高まる
例年より降水量が多くなる可能性が高い

冬:
全体的に乾燥した天候となる
干ばつのリスクが高まる
ノースショアの波が高くなる

ハワイでは、強いエルニーニョ現象の年に、ハワイに甚大な被害をもたらした1982年のハリケーン・イワや、1992年のハリケーン・イニキが発生。1998年の「ビッグ・ウェンズデー」と呼ばれる大波(波の高さは最大80フィート)もエルニーニョが原因でした。また、夏の降雨量が増加する可能性はあるものの、後半には山火事のリスクが高まる可能性があるとも警告しています

今年のエルニーニョ現象については、初夏までに明確な見通しが得られると予想されており、専門家は、住民は嵐、高波、山火事の危険性など、様々な影響に備え、最新情報を入手することを心がけてほしいと呼びかけています。