【News】キラウエア火山で観測された38回目の噴火は12時間で終息へ

活発な噴火活動が続いているハワイ島キラウエア火山の今年38回目の噴火は、12時間以上にわたる溶岩噴出の後、12月6日土曜日の夜8時52分頃に終息したと、米国地質調査センターが発表しました。

火口内の噴火口から噴出した溶岩は、高さ300~380メートルまで達し、噴火終息までに、約500万立方メートルの溶岩が噴出したと言われています。

また、今回の噴火は大変激しいものだったため、高速高温で噴出した溶岩によって火口付近のライブストリーミング・カメラの破壊が報告されています。

この噴火により、灰と「ペレの髪」と呼ばれる微細な火山繊維が空中に舞い上がり、一部は風に運ばれ、パハラとその周辺地域に降り注ぎました。火山ガスは上空2万フィート(約6,000メートル)を超える距離まで上昇しました。

米国地質調査センターによると、今年の噴火のほとんどは1日程度で終わり、中断が繰り返されていますが、現時点では近隣住宅や地域社会への危険はないとのことです。