【News】アシッド~酸攻撃の被害者、容疑者の出廷を受け証言

Victim of acid attack speaks as suspects appear in court

アシッド~酸攻撃の被害者、容疑者の出廷を受け証言

アラモアナセンター近くで起きた凄惨な襲撃事件(せいさんなしゅうげき事件)の被害者であ るダンイン・チャンさん(26歳)は、酸をかけられ、瀕死の状態に置かれました。 ダンイン・チャンさんは、容疑者が出廷してからわずか数時間後の月曜日の午後、ハワイ中国 商工会議所で報道陣の取材に応じました。 彼女は緊張の中、母国語である中国語で話したいと述べました。チャンさんの回復は遅く、苦 痛を伴うもので、くりかえして行われている手術もまだ終わっていません。 チャンさんは国際交流プログラムの 2 年目で、メリノール・スクールで中国語を教えていまし た。

2024 年 1月、チャンさんはアラモアナセンターで買い物をした後、帰宅途中、プラネット フィットネスの近くで、男に液体の入ったカップを投げつけられました。それが硫酸(りゅう さん)でした。

チャンさんの話では、
「最初襲われた時、何も感じず、反応する時間もありませんでした。最初は熱いお湯のように感じたのです」「それから服が溶け始めました(とけはじめました)。熱
いお湯ではないことに気づき、プラネットフィットネスセンターに駆け込んでシャワーを浴びました。しかし、救急車が病院から到着した時には、彼女はすでに意識を失っていたため、そ
の後のことは何も覚えていなかった」ということです。結果、チャンさんは重度の火傷を負いました。裁判所の文書によりますと、化学物
質が口や喉に入り、肺がダメージを受けました。

これまでに 6 回の手術を受けており、今後も手術を受ける予定です。 
今後の手術と治療のための資金を集めるために、GoFundMe が設立されました。 
チャンさんはその後、教職に復帰しました。
可能になったらオンラインで授業を行い、現在は メリノール・キャンパスで対面授業を再開しています。

一方、捜査当局は、今回の攻撃の容疑者である セバスチャン・マクワン容疑者は、2023 年 にミリラニで発生した別の酸攻撃の容疑者ポール・キャメロン容疑者と関連する「殺人依頼」 計画に関与していたと述べています。キャメロン容疑者は刑務所でマクワン容疑者と出会い、当初の事件に疑念を抱かせるために共謀して酸攻撃を実行したとされています。 二人の刑事事件は関連していますが、二人は別々の裁判で、月曜日に出廷しました。

検察官のドウェイン・テグマン氏は、「州当局の主張は、被告キャメロンが被告マクワンと共謀し、最初の攻撃におけるキャメロンの有罪に疑念を抱かせようとしたため、これら二つの事
件は関連しているというものだ」と述べました。キャメロン容疑者の弁護士、ジェイソン・バークス氏は、「今回の事件であれ、別の事件であ

れ、いずれにせよ裁判を行うつもりだ。なぜ裁判を統合することでこの事件に不利益を与えるのか?」と述べました。

裁判官は弁護側の主張を認め、訴訟の分離を認めたました。各容疑者はそれぞれの容疑について別々に裁判を受けることになっります。双方は来月、再び出廷する予定です。