【News】州内でコロナ感染者急増中

ハワイ州保健当局はコロナウィルスの感染者が急増し始めているとして警告しています。

先週、州内で新たに確認された感染者の数は1,179人でした。陽性率は17%に上り、病院への入院や緊急治療への受診も増加しました。

イースト・ウエスト・センターの感染症専門家ティム・ブラウン氏は、新しいコロナの変異株は免疫回避性が高いため、以前のワクチンがうまく機能していないと指摘しています。現在ハワイで流行しているものは、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドでも広がっているということです。ブラウン氏はまた、パンデミックの時のように、市民が感染者数に気づくのに時間がかかることも懸念しています。今ではほとんどの職場がコロナに対する予防策を中止しています。

先週木曜夜の太平洋芸術文化フェスティバルのオープニングセレモニーでは、何千人もの参加者がそれぞれの文化を分かち合いましたが、ブラウン氏は「彼らが他の事(ウィルス)も分かち合ったのではないか」と危惧しています。

州の疫学者サラ・ケンブル氏は、住民に最新のコロナワクチンの接種を勧めています。

ブラウン氏は、「まだ多くの人が新しいワクチンを接種しておらず、ハワイでの接種率は13.4%で、これは良い数字ではありません。インフルエンザの予防接種と同じように、ブースター接種によって、感染した場合の重症度を下げることができます。またコロナに限らずインフルエンザや風邪など、様々な感染症がありますので、よく手洗いをして、病気にかかったら、家にとどまって外出を避け、仕事には行かないように。と勧告しています。