【News】市と1250万ドルの和解金成立の男を連邦が銃器所持の罪などで起訴

Man awarded $12.5M from city ordered held without bail in federal gun, drug case

３年前、オアフ島のマカハで警察車両に追跡されていた車が衝突事故を起こした事件で重傷を負い、裁判でホノルル市当局と１２５０万ドルで和解が成立した男が昨日、麻薬密売罪と銃器所持の罪で、連邦当局に起訴されました。

起訴状などによりますと、ジョナベン・パーキンス・シナパティ被告（３８歳）は、先月、メタンフェタンミンなど違法薬物５０グラムを販売目的で所持していたほか、走行中の車から、ゴーストガンと呼ばれるシリアルナンバーの付いていない自家製の銃を発砲した疑いで先月警察に逮捕され、連邦当局が4日、麻薬密売罪と銃器所持の罪で起訴しました。

連邦当局は保釈を認めず、裁判の予審審問は９月に行われる予定です。

２０２１年９月、マカハのファーリントンハイウェーで複数の警察車両に追跡されていた車が私有地のフェンスなどに衝突し、車を運転していたシナパティ被告など、合わせて６人が重傷を負いました。

シナパティ被告は、脳に損傷を受けて数週間昏睡状態となりましたが、その後、警察車両が追跡の際、ブルーライトを点滅していなかったことや、事故の後、警察官らが救護を怠ったなどして、ホノルル市を相手取り賠償を求める民事裁判を起こました。

そして、ことし２月、市がシナパティ被告に１２５０万ドルを支払うことで和解が成立しました。

市によりますと、和解金の返還請求は出来ないということです。