Slider

【News】ひき逃げ事件を受け悪質ドライバー排除へ

州議会議員および市議会議長は6日、オアフ島のドライバーにスピードを落とすよう促すと共に、常習的に悪質なドライバーを排除するよう求めました。

2月15日朝に通学のために横断歩道を渡っていた16才のサラ・ヤラさんがひき逃げされ死亡した事件では5日、ミッチェル・ヨシジ・ミヤシロ(46)が第一級過失 致死罪で起訴されました。このひき逃げ事件に関して、警察と検察による交通捜査には約9ヵ月を要しました。ミヤシロ被告はヤラさんをはねる9日前に無免許運転で無罪を主張していました。ひき逃げ事件当日も運転免許証はなく、過去に164件の交通違反の記録が残っていたことがわかっています。

スコット・K・サイキ州下院議長は、ヤラさんが亡くなって1週間もしないうちにカピオラニ・ブルバードとペンサコーラ・ストリートにスピードハンプや横断歩道を設置すると発表しました。そしてサイキ氏は昨日、「問題の人物が以前、無免許運転やその他の違反で何度も違反切符を切られていたことに落胆しています。ハワイの法律ではこのような違反に対して禁固刑が認められていますが、それでも彼らは道路を走ることができるのです。しかし今後はこのような悲劇を防がなければならない」と強調しました。

ホノルル市議会のトミー・ウォーターズ議長は、「住民の安全は我々にとって最も重要な事です。ドライバーはスピードを落とし、アロハの気持ちで運転すること」とした上で、「ホノルル市議会は、スピード違反への対策を検討し、歩行者の安全を向上させるための提唱を続けていきます」と述べました。