【News】警察官に重傷を負わせた男の公判

2月16日にライエで発生した事件で警察官の頭部に重傷を負わせ、第一級殺人未遂容疑で起訴された男が23日、精神鑑定の結果、裁判を継続することができると判断されました。

裁判所は7月に鑑定を命じており、ロナルド・ジョンソン巡回裁判所判事は、3人の心理学者からなる委員会の調査結果を検討し、ホクオカラニ・パトック被告は訴訟を理解することができ、自分自身の弁護と、弁護士と相談する能力も十分あると判断しました。

尚パトック被告は、警察の車を盗もうとした第1級不正自動車運転および第2級自動車停止命令支持違反の罪でも起訴されています。

この事件は2月16日午前5時前、通報を受けて出動した警察が、オアフ島のライエのイオセパ・ストリートの真ん中に停まっていたトヨタ4ランナーの横で、男が1メートルほどの金属製の道具を持って立ち、車両の通行を妨害しているのを発見しました。男はその金属でナキア・ニュートン警察官の後頭部を2回殴った後、警察官が乗っていたフォード・エクスプローラーで青いライトを点灯させたまま逃走しました。後頭部を殴られた警察官は意識不明で血まみの状態で発見されました。頭蓋骨骨折、脳出血、頭皮の裂傷などで重体でしたがその後退院しています。

逃走していた男(パトック)は午前7時ごろ、ホノルルのイオラニ宮殿の前で逮捕されました。

パトック被告はオアフ矯正センターに拘留されており、保釈金は100万ドルが設定されています。ポール・ウォン判事のもとで12月25日から新たに公判が始まります。