【News】コロナに関して第3回公衆衛生報告書

ハワイ大学経済研究機構の第3回公衆衛生報告書の結果が発表されました。

それによるとハワイの成人1,575人のうちの多くがパンデミックの最悪の時期は過ぎたと答えました。最悪の事態はまだ来ていないと答えたのはわずか6%で、昨年11月の9.1%、2022年5月の14.5%から減少しました。

また、回答者のうちほとんどが健康状態は良好であると答えましたが格差がありました。約70%が自分の健康状態はまずまずまたは良好と感じていますが、様々なカテゴリーで大きな差があることがわかりました。

この調査に携わった(たずさわった)医療経済学者のルーベン・フアレス教授は「基本的に、住居や食糧に対する不安、貧困を経験している人は、パンデミックの悪影響を受けやすく、心身の健康状態も悪化しやすいことがわかった」と話しています。

この他、10%以上が、一般医、歯科治療、専門サービス、メンタルヘルスケアへの遅れを含む、医療機関への問題を抱えていることがわかりました。予約が取れない、仕事のスケジュールが合わない、費用がかかりすぎるなどでした。

ところで楽観的な見方が増えているにもかかわらず、コロナはまだハワイに存在しています。回答者の陽性率、つまりパンデミック開始以来少なくとも一度は陽性反応が出たと回答した人の陽性率は、11月の約45%から6月には53%に上昇しています。

検査を受けていない無症状の感染者を含めると、この割合はもっと高くなる可能性があります。また、長期に渡りコロナで苦しむ人が増えています。35%以上がCOVID-19の長期的な影響が1ヶ月以上続くと報告し、前回の報告から5%増加しました。

最も一般的な症状は、咳、息切れ、精神的な霧、頭痛、極度の疲労でした。