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【News】高架鉄道駅には公衆トイレなし

今週末ホノルル高架鉄道の一部が正式に開業しますが、市は設備不足の苦情に対応することになるかもしれません。

当初からコストの問題があり、利用者の意欲をそぐことなくコストを削減するため、関係者は何年も微調整や手直しを行なってきました。

建設戦略や決定は、市当局が直接行うのではなくホノルル高速交通局(HART)によって行われています。HARTは経費を削減するためいくつかの駐車場をはぶいたり、路線を短くしたり、駅の設備の節約を求めてきました。

エスカレーターは高額で維持費がかかります。ほとんどの駅で2つのホームに1基ずつしか設置されていません。このため、ほとんどの利用者はかなり急な階段を上ることになります。

尚、エスカレーターは、混雑の有無に応じて上りと下りの動きを逆にすることができます。また各ホームにはエレベーターが設置されていますが、ハワイ大学西オアフ駅では、どのホームにもエスカレーターがないため、エレベーター1基だけが階段を使わない場合の唯一の手段となっています。

また、トイレは、最近の多くの大手交通機関と同様、リクエスト制であることを知っておく必要があります。今回開通する第一区間には公衆トイレはありません。

ホノルル市交通局(DTS)の広報担当者トラビス・オタ氏によると、セキュリティ上の理由と比較的短いルート(所用時間は22分以内)であるためです。駅にはトイレはありますが、基本的には従業員のためのもので、使用は管理されており、一般の利用者が自由に使うことはできません。アメリカ国内の地下鉄駅の大半には公衆トイレはなく、ホノルルも同じということです。