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【News】高架鉄道の名称はスカイライン

6月末に一部開通する高架鉄道の名称が「スカイライン」に決定しました。

ホノルル市当局は、この名称が100億ドル近いこのプロジェクトの新たなスタートにふさわしいと期待を寄せています。

高架鉄道プロジェクトは、これまでの期間中市長が4人入れ替わり、工期は延長、予算はオーバーし、当初の構想だったアラモアナセンターやハワイ大学マノア校まで走ることはなくなりました。

市交通局の副局長のジョン・ノウチ氏によると、この鉄道路線には正式名称がなく、「連邦運輸局が『ホノルル大量輸送鉄道プロジェクト(Honolulu High- Capacity Transit Corridor Project)として公式に認めたもの以外は、皆、ただ「鉄道」と呼んでいたと思います』と述べました。今回決まったスカイラインという名称は、高架鉄道に乗る人が見る広大な風景にちなんだもので、5年の歳月をかけて何百もの名称の候補と消費者グループからのフィードバックから選出されました。ハワイ先住民のコミュニティにも相談したということです。他の州の鉄道の名称も参考にされハワイ語のホク、モク、クイ、オラ、イリマといった名前も検討されましたが、最終的には除外されました。特にRailやTheRailという名称は交通局が除外しました。ノウチ氏は、「それは世間やメディアで鉄道がある種否定的なものとして扱われていたので、Rail(鉄道)と呼ぶとマイナスの印象を背負うことになると考えたのかもしれない、しかし「スカイライン」という名称はぴったりだと感じています 」と付け加えました。

スカイラインのブランディングでは、ホノルルの鳥であるマヌ・オ-クManu-o-Ku(シロアジサシ)をモチーフにしたデザインが鉄道システム全体に施される予定で、スカイラインを利用する際に使用するHOLOカードにもこの鳥がデザインされます。スカイラインは6月30日午後2時に正式に旅客営業を開始する予定です。