Slider

【News】ヘイトクライム事件で被告2人に懲役刑

Two men sentenced in Maui hate crime case from 2014

およそ9年前、マウイ島のカハクロアで白人男性が暴行を受けて重傷を負った事件で、連邦地方裁判所は、2日、ヘイトクライムの罪に問われた被告の男2人に対しいずれも懲役刑を言い渡しました。

カウラナ・アロ・カオノヒ被告とレヴィ・アキJr被告は、2014年、マウイ島のカハクロアで白人のクリストファー・クンゼルマンさんに対し殴る蹴るなどの暴行を加えて大ケガを負わせたとしてヘイトクライムの罪などで起訴されました。

そして、去年11月に行われた裁判で陪審員らは、2人に対し「事件の背景には人種差別的な動機があった」として有罪評決を下しました。

量刑の言い渡しが2日に行われ、連邦地裁は、カオノヒ被告に対し懲役6年半、アキJr被告に対し懲役50ヶ月をそれぞれ言い渡しました。

当局によりますと、クンゼルマンさんは、当時、マウイ島のカハクロアで住宅を購入し家の修理作業を行っていたところ、カオノヒ被告らは、「白人はここに住むことはない」などと言って殴る蹴るなどの暴行を働いたということです。クンゼルマンさんは脳震盪や肋骨の骨を折るなどの大ケガをしました。