【News】グリーン知事・初の州議会演説”所得税減税”盛り込む

ジョシュ・グリーン州知事は23日、初の州議会演説の中で、低・中所得者層を対象とした3億1200万ドルの減税策を提案し、高所得者層への所得税減税を盛り込みました。これは、知事が選挙公約した食品と医薬品への物品税の撤廃に代わるものとなっています。

知事は、『この計画は4人家族で年間約2000ドルの節約になる、つまり一年に、(ペイ)チェックが一枚増えるのと同じことです。』と説明しました。このパッケージには、低所得者層向けの食品、賃貸、所得税控除なども含まれています。また、最近のインフレを調整するために、すべての所得に対する税額控除と個人免除を調整する予定です。

さらに、グリーン知事は、育児や家族の介護に関連する費用について、1万ドルの還付控除を提案しています。「この計画は、我々の経済を活発化させ、家族の世話をしている人にかかる負担を軽減するものです。そうすれば、仕事と育児、家賃と医療、学用品と夕食の間で選択を迫られることはないのです。」と強調しました。

演説の後の記者会見で知事は、この変更をできるだけ早く実施したいと話しました。

次期州予算担当のルイス・サラベリア氏によると、行政はすでに、承認から源泉徴収率の引き下げまで、迅速な対応を計画しているということです。

ロン・コウチ上院議長は、州がプリキンダーガーデンの無料化を進めれば、チャイルドケア税額控除の影響は少なくなり、チャイルドケアのための前払い金が少なくて済むと指摘しました。

下院少数党首のローレン・マツモト州議員は、共和党はまだ物品税と食品・医療サービスの撤廃を望んでいるものの、減税が提案されたことに賛同し、「我々が考えているのは、断片的な減税ではなく、全体的な減税です」と話しました。