Slider

【News】受刑者への暴行事件で判決

矯正施設のハワイ・コミュニティ・コレクショナル・センターの元職員4人が、何年も受刑者に暴行を加えた上、その虐待を隠蔽しようとした問題で、昨日被告に判決がくだりました。

裁判資料によると、2015年6月15日、受刑者を施設に移送中、一部の職員が受刑者を地面に倒し、顔や頭、体に殴る蹴るの暴行を繰り返したとされています。受刑者は、顎と鼻、眼窩を骨折するなどしました。

暴行を加えた職員のうち最も若い30歳のジョーダン・デマトス被告は、昨年夏に有罪を認めました。他の3人は、受刑者に暴行を加えたのちそれを隠蔽した罪で有罪となりました。

3人のうち、ジェイソン・タガロア(31)被告は、被害者の頭部を執拗に殴る蹴るなどし、クレイグ・ピンクニー(39)被告は、タガロア被告が暴行している間に被害者を押さえつけ殴打しました。そしてジョナサン・タウム元部長(50)は、殴打するところを監視しており、さらに暴行を隠蔽するよう指示していました。

判決では、タウム被告は12年、タガロア被告は8年、ピンクニー被告には5年、デマトス被告には1年と1日の禁固刑が言い渡されました。

司法省、市民権局のクリステン・クラーク司法長官補佐官は声明で、「刑務所や拘置所内で働く職員による身体的虐待や汚職は、それがどこで起こったとしても容認できるものではない」としています。