Suspect shot, killed by police after hours-long barricade situation at Waikiki hotel

８日午後、オアフ島のワイキキのホテルで拳銃を持った男が客室に立てこもった事件で、ホノルル警察のローガン署長が、９日記者会見を行い、「数時間にわたるバリケードの末、容疑者の男は警察に射殺された」と、述べました。

８日午後１時４５分ごろ、ワイキキのクヒオアベニューとノホナニストリートのコーナーにある『オヒア・ワイキキ・ステューディオ・スイーツ』で、「男が立てこもっている」と、警察に通報がありました。

 男が立てこもったのは、ホテル５階の客室で、警察によりますと、立てこもった部屋から拳銃が発砲されたとの通報もあったということです。

警察や特殊部隊が現場に駆けつけ、ホテル内にいた滞在客らの一部を避難させ、周辺の道路を閉鎖しました。

ローガン署長は、当時の状況について、「警察が男を説得しようとしたが、応じなかったため、午前０時前、警察のロボットを室内に突入させた。男は、両手を上げて部屋から出てきたが拳銃を持っていた」と、説明しました。

そして警察官らが、「立ち止まって拳銃を捨てろ」などと繰り返し警告しましたが、従わなかったため、警察官2人が男に向けて、それぞれ拳銃を発砲したということです。

男は、複数の銃弾を受けて重症を負い、病院に搬送されましたが死亡しました。

男の身元は、これまでのところ発表されていません。

ローガン署長は、 「この事件で人命が失われないことを願っていた。我々が望んでいた結果ではないがケガ人が出なかったことに感謝している」と、述べました。