【News】ホノルル市庁舎1億ドルの改修工事計画進む

Plans move forward for $100M renovation of ‘antiquated’ Honolulu Hale

ホノルル市のリック・ブランジアディ市長は、ホノルルハレの改修とそのための移転を提案しています。

 

市長は、「ホノルルハレは、カリフォルニアのスペイン風建築と、イタリア・フィレンツェの宮殿を模した中庭を持つ建物です。そして築93年です。優雅さを保ちながらも老朽化がみられます。何年も何十年も応急処置をしてきましたが、これ以上応急処置ができない時期に来ていると思います」と述べました。

 

ホノルル市のカルビン・セイ議員は、(この古い)建物の維持管理は納税者の負担を増大させるものだと説明しました。「配管も空調も、ここにあるものはすべて時代遅れで、運用と維持に多大な犠牲を払っているのは納税者なのです。近代化すれば、このような無駄もなくなるし、エネルギー効率の良い新しいシステムで節約もできるでしょう」と述べました。今あるお手洗いは1950年代のままです。また鉛ペンキやアスベストなどの有害物質が付着しているため、安全に撤去できない物が多いということです。

 

セイ議員は、改築費用は市の運営費から支出されることになりますが、債券で資金を調達し、何年にもわたって返済することが可能だと指摘しています。また、近代化によって維持費が削減されるだけでなく、エネルギーや光熱費も最新のインフラを利用することでかなりの節約になるとしています。

 

この改修計画は、何年も前から進められていて、マイク・フォルビー管理部長によると、2025年には最終設計が完了し、その1年後には建設が始まるという計画です。しかしすべての改修には5年半かかり、費用は控えめに見積もっても1億ドル(約100億円)になるだろうということです。