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【News】観光客数は減少でもホテルは増収

ハワイ州観光局の報告によるとハワイへの観光客は減少しているもののホテルの収益は増加しています。

ホテルは以前ほど満室にはなっていませんが収益は2019年と比べると、増加しているということです。今年の訪問者数は10%減、稼働率は7%減ですが、ホテルは24%増の収益を上げています。

UHマノア・シドラー・ビジネスカレッジのジェリー・アグルーサ教授は、「我々は今、catbird seat(キャットバードシート)にいる(=有利な立場にいる) のです。アメリカでは、ハワイは人気の場所であり、コロナ禍で人々は2年間待っていました。そして人々は旅行資金をたくさん貯めているのです」と指摘しました。今年の訪問者は平均して1泊23%から51%も高い料金を支払っていて、訪問者の支出は17億ドルと2019年と比較してほぼ14%増加しています。教授は、「これはホテルにとって良いことであり、働く人にとっても良いことです。おそらくチップも良いでしょう」と述べています。

ホテルが収益を上げるにつれて給料もあがっています。多くの接客業の労働者を代表する組合によると、ヒルトンやマリオット、シェラトン、キョーヤ、ハイアットのホテルで働く従業員は1時間1ドル増えています。

業界は昨年から9,900人の雇用を増やしたということですがその一方で多くのホテルがパンデミックから営業を再開して以来、スタッフの確保に苦労しています。転職したり、島を離れた人もいます。アグルーサ教授は、「私たちは、この波がこんなに早くやってくるとは思ってもみませんでした。あきらかに人手不足です」と話しています。