【News】傷害事件、控訴裁判所が裁判やりなおしを決定
2018年にハワイ島コナのホテルの警備員を殴打し重傷を負わせたとして有罪判決を受けた3人の被告に対し、あらたに裁判が行われることになりました。
ウェスリー・サモア、ナティシャ・タウタラタシ、ラマ・ラウバオ3人の被告の裁判で、控訴(上告)裁判所は、検察が被害者の警備員ジョン・カヌイさんが病院にいる映像を使用したのは違反であったと判断したものです。控訴裁判所は、カヌイさんの状態に関する証言に続いてビデオを使用したことは、不当な偏見を与える可能性があったとしました。まだ新たな裁判の日程は決定していません。
ウェスリー・サモアとナティシャ・タウタラタシ被告の2人は、第2級殺人未遂で有罪判決を受け、仮釈放の可能性のある終身刑に服しています。ラウヴァオ被告は、第1級暴行罪で懲役10年を言い渡されています。
尚、この事件で被害を受けたカヌイさんは、外傷性脳損傷を負って全身麻痺となり、2020年、65歳の誕生日から1カ月後にカリフォルニア州の介護施設で亡くなりました。