【News】レッドヒル水道水汚染問題、健康被害で訴訟

オアフ島レッドヒルの海軍の燃料貯蔵施設から石油系の燃料が漏れ水道システムが汚染された問題で、水を飲んだことで深刻な健康被害が起きたとして、アメリカ軍の4家族がアメリカ政府を相手取り、連邦地方裁判所に訴訟を起こしました。

AP通信は、今後、同様の訴訟が相次ぐことが予想されるとしています。

海軍当局は、貯蔵施設から燃料が漏れたことで水が汚染されたと認めていて、調査の結果、人的ミスがあったことや管理が不十分だったことが原因だとしています。

訴えを起こしたのは、パールハーバー付近の住宅に住んでいたアメリカ軍の4家族で、「政府は、燃料が漏れたことを開示せず、水を飲み続けたことで発作や胃腸障害など、深刻な健康被害が起きた」などと主張しています。4家族は、現在は、ハワイ州内に住んでいないということです。

海軍当局は、きのう、「特定の主張について議論することはなく、燃料漏れで影響を受けた人々の安全と健康を守ることに重点を置いている。清潔で安全な飲料水を提供することが最優先事項だ」などとする、声明を出しました。