【News】モンクシール治療終えて海へ
先月、アザラシのハワイアン・モンクシールが釣り張りを飲み込んだ状態で発見されましたが、その後、治療やリハビリを受け、2日、海に戻りました。
先月下旬、NOAA=アメリカ海洋大気庁のホットラインに連絡があり、27日、ハナウマ湾自然保護区の海岸線付近で、釣り針を飲み込んだ若いハワイアン・モンクシールが見つかりました。口には、釣り針やワイヤーなどがぶら下がった状態だったということで、カイルアコナにある海洋哺乳類センターに運ばれ、獣医らが釣り針と9インチほどのワイアーリーダーなどを取り除く手術を行いました。
NOAAの関係者らが、治療とリハビリを終えたハワイアン・モンクアシールに新しいフリッパータグを付け、2日、海に返しました。フリッパータグには「R7AF」と書かれており、今後、数週間は監視を行うとしていて、見かけた際は、NOAAのホットライン、(1-888-256-9840)に連絡してほしいと呼び掛けています。フリッパータグ、または、背中につけられたテンポラリーブリーチマークの「N2」でも識別できるということです。
ハワイアン・モンク・シールは、現在、生息数がおよそ1400頭まで減少していると言われていて、ハワイ州法と連邦法で保護され絶滅危惧種に指定されています。