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 【News】警官のホームレスへの発砲:刑事責任なし

オアフ島のアラモアナセンター付近の道路で、先月24日、警察官2人が、ナイフを持って襲ってきたホームレスの男に拳銃を発砲した事件で、ホノルルの検察当局は、拳銃の使用は適正だったとして、警察官らが刑事責任を問われることはないとの調査結果を発表しました。

検察官のスティーブ・アルム氏は記者会見を行い、「警察官2人は9発 発砲し、弾は少なくとも4発男に当たり、男は病院に搬送された。警察官らは適切に対応した」と、述べました。警察によりますと、先月24日夜、アラモアナセンター付近で「ナイフを持った男がいる」などと、警察に通報がありました。駆け付けた警察官が、現場にいたホームレスのリッキー・カレオパア容疑者に冷静な口調で、「drop the knife」(ナイフを捨てなさい)と、25回以上呼びかけるなど説得に当たりました。現場周辺に設置された防犯カメラと、警察官1人が身に着けていたボディカメラの映像には、警察がカレオパア容疑者に対し、ナイフを置いて警察に従うよう説得する様子と、カレオパア容疑者がナイフを振り上げが襲い掛かってきたため、発砲する様子などが写っていました。

 

アルム検察官は、会見で、「武器を持った容疑者に対して、警察官らは適正に対応した。これ以上、適切な対応を求めることはできない」と、述べました。