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【News】海軍がタンクの燃料除去へ

海軍当局は、数週間に及ぶ公聴会ののち、11日(昨日)、海軍の地下タンク「レッドヒル」の燃料除去の緊急命令に従うと発表しました。

ブレイク・コンバース少将は昨日の会見で、下院軍事委員会の公聴会で、太平洋艦隊のサミュエル・パパロ司令官が、先週金曜日に緊急命令を遵守するよう指示を出したことを明らかにしました。コンバース少将は、「我々はハワイ州保健局から出された緊急命令を受け、それに従うよう行動を起こしている」と述べました。

オアフ島の海軍の飲料水システムは、93,000人に供給されていますが、今回の汚染はレッドヒルのタンク内の燃料が汚染源であると考えられています。

最大2億5000万ガロンの燃料を貯蔵できるこのタンクは、オアフ島の飲料水の多くを供給する重要な帯水層の上部に位置しています。ハワイ州選出のカイ・カヘレ下院議員は「この緊急命令は、オアフ島のコミュニティ、知事、保健局、水資源管理委員会、市・郡水道局、市議会、州議会議員に至るまで幅広い賛同を得ている」と述べ、「ハワイ州政府全体が、海軍はこの命令に従うべきであると考えている」としています。

公聴会でコンバース少将は、飲料水を汚染した燃料の放出は「オペレーターのミス」によるものだと考えていると述べています。

尚、州の緊急命令は、海軍にタンクの燃料を抜くことを要求していますが、施設を安全に運用できることを証明できれば、継続を認めています。