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【News】高架鉄道の建設状況

ホノルル市が進めている高架鉄道建設に関し、昨日16日に行われたホノルル市議会議員への建設状況の説明で、HART(ホノルル高速輸送機構)の暫定CEOはシステムの試運転が来年にずれ込む可能性があると述べました。

ホノルルの高架鉄道プロジェクトでは、線路の幅に対して車輪が小さすぎるという問題が発覚しました。HARTの暫定CEO、ロリ・カヒキナ氏は、より大きな車輪が必要であると述べると共に、第三者の専門家が、軌道のインターフェース(接合部分) 全体を作り直す代わりに、狭い車輪を交換できると判断したと付け加えました。

今後、日立は新しい車輪の設計を行い、来年8月には到着する予定ということですが、その後、取り付けとテストに丸1年を要するということです。

このような状況下で、それでは誰がそれを負担するのか?という疑問が浮上してきました。オージー・タルバ議員がカヒキナ氏に「これは市の負担となるのでしょうか、それともミスを犯した業者の負担になるのでしょうか?」と、問いかけたところカヒキナ氏は「皆同じ質問をされます。今のところ、交渉は開始していません。チームとして一緒に解決に向けて働いてほしいのです。そして、解決でてきたら誰が、何を負担するのか、ビジネス的な話をすることになるでしょう」と応えました。

もうひとつの問題は、ハワイには、車輪を固定するためのマンガン部品を扱うライセンス(免許)を持つ溶接工がいないことです。当面はアメリカ本土の業者に依頼することになる見込まれますが、長期的な修理のためにはハワイにも資格を持った溶接工が必要になると思われます。