【News】ホテルバルコニーの手すり検査実施

30日の午後、ワイキキのモアナサーフライダーホテルのバルコニーの手すりが落下したことを受けて、昨日検査が行われました。

問題の部屋に宿泊していたのは、ジョー&シンディ・デベロ夫妻で結婚40周年の記念旅行でハワイを訪れていました。

デベロさんによりますと、特殊部隊のような人達が入ってきてバルコニーに鍵をかけ、建築専門家が全てのバルコニーを検査するとの事で、部屋を移動させられたという事です。

カリフォルニアからきたジャッキー・グエンさんは、ゲストは点検が完了するまでラナイにでないようにとの書簡がホテルから渡されたと言う事です。「これだけ豪華なリゾートであれば、メンテナンスは当然だと思う、海が劣化を早めることはあるでしょうが、更なる点検をする必要があるでしょう」と話しました。

ホノルル市の計画・許可局はモアナサーフライダーの京屋ホテルズ&リゾーツと協力し、チーフ・ビルディング・インスペクターが建物を調査点検しています。

尚、手すりが落下する事故は2016年にアラモアナセンターで起きています。ルーズベルト高校を卒業したばかりの男性と友人が手すりにもたれかかったところ手すりが崩れて3階から転落し、一人が死亡、一人が重体となりました。重体となっていた男性は、現在車椅子生活となり右目の視力と左耳の聴力を失っています。

この時の弁護士、リック・フリード弁護士は「あの事故の後に、このような事は二度と起きないと思っていたのですが、、」と述べました。

フリード弁護士はまた、「これはすべてのホテルに警鐘を鳴らすべきものです。他のホテルも直ちにダブルチェックし、同じような錆(さび)の問題が起きないようにする必要があります」と強調しました。