【News】カイザーパーマネンテで待遇改善を求めて2500人以上がストライキに参加

ハワイ州の250人以上の医療従事者が、カイザー・パーマネンテの複数の州で実施されているピケ活動の一環として、火曜日からストライキに参加することがわかりました。

火曜日には、3万1000人以上（うち約250人はハワイ在住）が、カイザー・パーマネンテで公正な賃金を求めるピケラインに加わることになるとみられ、ハワイ州民27万人以上に医療保険を提供しておる同社としては、組合設立50年の歴史の中で最大規模のストライキと目されており、正看護師、麻酔科医、ナースプラクティショナー、セラピスト、栄養士などの専門職が参加するとのことです。

ストライキを発表した組合の声明によりますと、新たな契約交渉は数ヶ月にわたって不調に陥っており、カイザー幹部は賃金引き上げと人員配置の改善を求める組合側の要求を拒否したとされています。組合は声明の中で、カイザーが640億ドル以上の準備金を保有し、他州への事業拡大に多額の投資を行っているにもかかわらず、インフレと生活費の上昇の中で賃金を停滞させ、退職金を減額し、現場は人員不足に陥っていると批判しています。

カリフォルニアのカイザーで臨床薬剤師として働いていたという組合員の一人は、ハワイに戻ると決めた時、同じ仕事を続けるために20%の減給を受け入れざるを得なかったといいます。

また、医療従事者として、ストライキを決断するのは容易なことではないけれど、生活費の高騰に給料が追いつかないため、毎年何千人もの人がハワイを去っていき、残る人々は生活費を稼ぐために複数の仕事を掛け持ちしなければならない現状は、黙って受け入れるべきではないとも述べています。

ストライキは火曜日の午前7時から10月19日午前7時まで続く予定で、カイザー・ホノルル医療事務所とマウイ・ラニ医療事務所では毎日午前7時から午後8時まで、モアナルア医療センターでは午前7時から午後9時までピケが張られることになっています

10/14/2025ハワイ最新ニュース