Slider

【News】高架鉄道の建設費「尋常でない」

ホノルルの高架鉄道プロジェクトの評価査定を担当したアメリカ連邦運輸局(FTA)の元職員が、ホノルル高架鉄道建設について、建設費用の高騰と、30億ドルの赤字について「想像を絶するもので、他と比べようがない」と話しています。

アメリカ全土では2003年から2007年の間に21の鉄道プロジェクトが立ち上がり、当初の資金計画と比較すると平均6%強の経費追加が発生しています。しかし、ホノルルの高速鉄道運輸局が出している現在の見積もりは124億4,900万ドルで、2012に出した見積もりの51億2,000万ドルから143%も膨らんでいることになります。

連邦運輸局に30年勤めた後、現在はワシントンDCのプロジェクト計画部の部長を勤めるロン・フィッシャー氏は、ホノルル市のコスト増と不足金額について想像を絶すると話し、これまで様々な鉄道プロジェクトの格付けや評価をしてきましたが(ホノルルの高架鉄道は)前例がないと驚き、「これまで見てきた物と比べ物にならない、このような経費追加は尋常ではない」と指摘しています。