【News】警察の発砲で死亡した男性の家族が映像を公開

4月14日に マキキの住宅付近で、近くに住む29歳のアフリカ系の男性が警察官に撃たれて死亡した事件で、男性の家族側の弁護士が、15日、事件が起きる前の様子を撮影した新たなビデオ映像を公開しました。

家族側のジェームス・J・ビッカートン氏によりますと、ビデオ映像は、男性の訪問した住宅の玄関先のドアベルから撮影された映像と、警察のボディカメラの映像を編集したもので、画面には字幕がつけられています。

映像には、玄関先に止めた男性のワゴン車が写っていて、男性が玄関から住宅に入り、 Sorryと謝った後、住宅から出て、脱いだ履物を履いて、住宅を去ろうとしている様子、住宅から出た男性の後を追ってこの住宅から男女が玄関先に出て、それぞれ携帯電話を持ちながら警察に通報をしている様子、そして、警察が男性に拳銃を発砲した際の映像などが、音声とともにおよそ6分間に渡って写っています。

この住宅付近には、イスコン=ISKON(クリシュナ意識国際協会)の寺院があり、弁護士側は、ミエニさんがイスコン系の寺で身につける伝統的なヘッドバンドを付けていることから、ミエニさんは、寺院に行こうとしていた」と、主張しています。

また、弁護士側は、「ホノルル市当局は、ビデオ映像の公開を妨害しようとした」と、主張しています。

この事件は、4月14日夜、マキキのコエリョ・ウェイの住宅付近で近くに住むリンダ二・ミエニさんが、通報を受けて駆けつけた警察官に拳銃で複数回撃たれて死亡したもので、警察は“強盗事件”としています。