ハワイ州ワクチン供給不足により予約キャンセル
ハワイ州でワクチンの供給不足により接種の予約のキャンセルあるいは受けられない状態となっています。マウイメモリアルメディカルセンターは今週5000人近い接種予約をキャンセルしました。ワクチンが入ってきていないため15000人以上の予約が宙に浮いた形となっています。
今週月曜日にホノルルのピア2にハワイ・パシフィック・ヘルスにより開設されたワクチン接種クリニックは予約がいっぱいで、1月27日以降はワクチンが足りなくなると予想しています。25日月曜日にはクイーンズメディカルセンターはブレイスデル・コンサート・ホールに大規模な接種クリニックを開設します。昨日の午後の時点で5500人を超える予約が入っています。クイーンズでは12000回分のワクチンを受け取る予定です。
昨日行われた会見で保健局のリビー・チャー部長は、「今の時点で我々が予定していた、あるいは受け取るはずのワクチンが入ってきていません。数に限りがあります。今後の供給に関してはなんとも言えない状況です」と話しています。
ハワイ州が受け取ったワクチン量は15万4150回分で、割合にすると、10万人の住民に対し10887回分となります。
保健局のスポークスマン・ジャニス・オオクボ氏は、「連邦から受け取るワクチン数を増やすことはできません、受け取る数を管理していくのです。我々が受け取る数量は知らされますが、それが週毎にどれだけ入ってくるかという通知ではないので管理が難しいのです」と話しています。