Local News 05/26/20 ハワイ観光業が昨年レベルに回復するのは2025年
ハワイ州当局はハワイの経済再開を進めていますが、観光業をどのように再開していくのかが問われています。
ハワイ州事業経済発展局は、本格的な再開は9月までは無理だろうという見解を示しています。2019年ハワイには1000万人を超える観光客が訪れました。2020年の観光客数は340万人で、昨年より67.5%の大幅減、この数字は1970年代後半と同レベルです。更に今後の景気回復のペースはかなり遅く、2021年の観光客数の見積もりは620万人(これは1990 年の総計よりも少ない数)で、2019年のレベルにまで回復するのは、2025年くらいだろうと予想されています。
ハワイ州観光局によりますと今年は1月から3月までの間に210万人の観光客が訪れていましたが、隔離政策がとられて以降の観光客数は1日あたり250人から300人で、ハワイにいる家族や友人を訪ねる旅行がほとんどです。9月の観光客数は2019年の30%ほど、12月に45%程度になるだろうと予想されています。観光業はハワイの第一産業であり、4月の失業率は22.3%まで高くなっており、この率は全米で2番目、ラスベガスのあるネバダ州に次ぐ高さとなっています。