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【News】ハワイ州で交通死亡者が急増、2012年以来最悪に

Hawaii reaches deadliest year on roads since 2012: Oahu hits 78th fatality

ハワイ州の交通死亡事故が深刻な増加を見せています。

12月8日にカリヒ地区で発生した死亡事故により、2025年のオアフ島での交通死亡者数は78人となりました。州全体では122人に達し、過去10年以上で最も多い数字となっています。

最新の事故は8日午前、カリヒ地区のニミッツ・ハイウェイで発生。警察によりますと、32歳の男性が横断歩道でない場所を渡っていたところ、走行してきた車にはねられました。男性は病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。車を運転していた24歳の女性は現場に留まり、警察はスピードの出し過ぎやアルコールが関与した可能性はないとしています。

また週末には、オアフ島でさらに2件の死亡事故が発生しました。76歳の女性が横断歩道で車にはねられ死亡したほか、37歳のオートバイ運転手が操作を誤って別の車に衝突し死亡しました。いずれの事故も警察による捜査が続けられています。

州全体の交通死亡者数は、前年同期の93人から大幅に増加しており、2024年の年間死亡者数102人もすでに上回っています。救急隊員によれば、歩行者、自転車、電動モビリティ、車同士の衝突まで、重大事故がさまざまなケースで増えています。

州当局は、ドライバーと歩行者双方に対し、安全意識の徹底を呼びかけています。年末は例年、交通事故が増える傾向にあり、昨年の同時期にも死亡事故が相次ぎました。関係者は「これ以上犠牲者を出さないためには、地域全体の意識改革が必要だ」と警鐘を鳴らしています。