【News】パールハーバーで第84回真珠湾攻撃追悼式典開催

12月7日は、日本軍による真珠湾攻撃が行われた日。今年もパールハーバー国立記念館で追悼式典が開催されましたが、84年目となる今年は、真珠湾攻撃の生存者が一人も出席しなかった初めての式典となりました。

現在、生存者はわずか12名を数えるのみで、全員が100歳を超える高齢となっているため、出席はかないませんでしたが、会場には第二次世界大戦の退役軍人、その配偶者や家族、そして地域住民数十人が出席。1941年12月7日に命を落とした2,400人以上のアメリカ兵を追悼し、あの日の記憶を今に伝える個人的な体験を語り合ったということです。

今年の式典のテーマは「平和への道を築く」。式典で、パールハーバー記念館のトム・レザーマン館長は、

「皆さんは長きにわたり聖火を灯し続けてきました。今、私たちにはそれを受け取るだけでなく、その灯し火が決して消えることがないよう守る責任があります。真珠湾の物語が時の流れに飲み込まれないよう、私たちは今以上の努力をし続けなければなりません」と述べました。

また、12発の魚雷を受け、14分以内に転覆し、乗組員429名が死亡した戦艦オクラホマでも追悼記念式が行われたほか、ワイキキで毎年恒例の真珠湾記念パレードが午後6時より開催されました。