【News】ハワイ当局が銃声検知システム導入へ
Hawaii authorities will soon deploy gunshot detection system to help catch criminals
ハワイ州では銃関連の事件が増加傾向にある中、当局が新たな対策として「銃声検知システム」の導入を進めています。
ハワイ州法執行局のマイク・ランバート局長によりますと、ハワイは全米の中でも比較的安全な州とされていますが、状況が深刻化する前に対策を講じる必要があるとしています。
州はその一環として、ワイアナエ海岸、カリヒ、ワイキキなどの犯罪多発地域に銃声検知システムを試験的に設置するため、約40万ドル(約6,000万円)を投じています。
このシステムは音を解析し、銃声と違法花火を区別することができます。局長の説明では、銃声の発生地点を約3メートル以内で特定でき、これにナンバープレート読み取り装置や、家庭で広く使われている リングドアベルなどの防犯カメラの映像情報を組み合わせることで、発砲犯や現場にいたとみられる人物を、より早く特定できるようになるということです。
目撃者がいない場合でも、このシステムが捜査の糸口になると期待されています。
銃声検知システムは、カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡では、すでに数十件の事件で成果を上げており、犯罪抑止にも効果があったと報告されています。
導入が成功すれば、当局では他の地域にも拡大する方針です。