【News】オアフ島で交通死亡事故が倍増、議員らが安全運転を呼びかけ

今年に入り、オアフ島での交通死亡事故件数が昨年の同時期と比べて倍増しています。これを受けて、州議員たちは住民に対し、安全運転の徹底を呼びかけています。

現在、オアフ島内での交通死亡事故は43件にのぼり、昨年の同時期の19件から大幅に増加しています。金曜の夜には、ワイマナロで41歳の女性がモペッド運転中に飲酒運転の疑いがある車に衝突され死亡しました。

この事態を受け、ダリウス・キラ下院議員は「これは誰かの家族、誰かの子どもです。もう二度と戻ってきません」とコメント。

キラ議員は、飲酒運転の基準値を現行の血中アルコール濃度（BAC）0.08から0.05に引き下げる法案を推進してきましたが、今期の州議会では否決されました。彼は「このままでは、州制施行以来最悪の年になる恐れがある」と警鐘を鳴らしています。

全米でBAC 0.05の基準を採用しているのはユタ州のみであり、ハワイでも同様の対策が急がれています。

一方、土曜日の朝にはエヴァビーチで37歳の男性が車同士の衝突後、車が空中を飛んで横転し、死亡する事故も発生。スピード違反の疑いがあるものの、飲酒や薬物の関与は調査中です。